ビブリア古書堂の事件手帖

太宰治の『晩年』を奪わんとした青年が、美しき女店主に危害を加える出来事が起こる。その後、ビブリア古書堂の二人の前に再び現れ、今度は依頼者として違う『晩年』を探して欲しいと依頼する。依頼は奇妙で、署名が無いが太宰自身の筆跡があるという珍しい書き込みが特徴的だった。探し始めた二人は、四十七年前の太宰の稀覯本を巡る盗難事件に着目する。そして、二人の祖父母が事件に関わっていたことがわかる。過去と現在が、まるで再現されかのような奇妙な巡り合わせに、深い謎と薄気味悪さを感じた二人。この巡り合わせは偶然なのか必然なのか？　そして、真実は謎の先にあるはずである。

作者简介

三上延，日本畅销小说家。神奈川县横滨市人，武藏大学人文学部社会学科毕业，大学时期隶属于文艺部。曾在旧书店工作。2002年以电击文库《ダーク？バイオレッツ（DARKVIOLETS）》一书正式出道。2012年，以现收录于《古书堂事件手帖2》一书中的《足塚不二雄（鹤书房）》入围第65届日本推理作家协会大赛短篇奖项。其作品从恐怖惊悚横跨至奇幻类型，以多元风格与谨慎的剧情架构吸引了众多忠实读者支持。