光の雨が降ってくる。重さのない光がからだの中を突き抜けていく。 『うたたね』『花火』『花子』の3冊同時出版から10年―。アメリカ・Aperture社との共同出版による撮り下ろし新作写真集『Illuminance(イルミナンス)』は、川内倫子が約15年の歳月をかけて撮りため、『うたたね』の世界を更なる高みへと昇華させた渾身の一作です。現在、各国での個展・グループ展に精力的に参加し、本作『Illuminance』は5カ国で同時出版されるなど、その活動はますます注目を集めています。
この世界に満ちている光と闇、そして生と死。美しさと同時に悲しさをも含有する川内倫子がとらえるそれらの断片は、時間や場所を超えて、普遍とは何かを私たちに訴えかけます。崇高でありながらささやかに、私たちが見ているこの世界の新しい扉を開きます。
※本書はApertureから出版される『Illuminance』とページ数・写真点数・仕様等の内容はまったく同じです。表紙の写真のみフォイル版特別仕様のため他とは異なります。また、巻末のエッセイとバイオグラフィーがフォイル版は日本語になります。Aperture版は英語です。また、その他3つの出版社がそれぞれの言語で同時出版します。
川内倫子72年滋賀県に生まれる。2002年『うたたね』『花火』(リトルモア)の二冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。著作は他に『AILA』『theeyes,theears,』『CuiCui』(すべてフォイル)など。個展・グループ展は国内外で多数。09年、ICP(InternationalCenterofPhotography)主催の第25回インフィニティ賞芸術部門受賞。2011年、米・Aperture社との共同出版で6月上旬にフォイルより新作写真集『Illuminance』を刊行。現在、GalleryatHermes(NY)、RoseGallery(LA)にて個展を開催中。6/24から7/23までFOILGALLERYにて個展「Illuminance」を開催予定。
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