明神さんの推理が間違っている可能性は、全く考えていませんよね?
生徒相談室に引きこもる少女・明神凛音は、真実しか理解することができません。
どんな事件の犯人でも、神様から啓示を受けたかのように推理し、無意識のまま真実に到達してしまいます。
そんな彼女には論理が分からず、犯人を特定することが難しいのです。
臨海学校に参加する凛音を見守る伊呂波透矢ですが、ふたりは深夜に密会している疑惑がかけられます。
35人の嘘つきたちが立ちはだかり、誰も凛音の推理を信じてくれません。
果たして、透矢は凛音の推理を証明できるのでしょうか。本格ラブコメ×本格ミステリの第2弾、恋と論理が激突します。
紙城境介京都府生まれ。集英社ライトノベル新人賞優秀賞を受賞し、2015年『ウィッチハント・カーテンコール超歴史的殺人事件』(ダッシュエックス文庫)でデビュー。ほか、カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門大賞を受賞し刊行された『継母の連れ子が元カノだった』(角川スニーカー文庫)、『転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?』(MF文庫J)などの著作がある。羽織イオ繊細で可憐なキャラクター表現で見る者を射止める新鋭イラストレーター。本作で初の書籍装画を手がける。
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