妻は言った、「あたしが殺したのよ。」湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。この事件は、四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿中に起きたものである。親たちは子供を守るため、犯行を自らの手で隠蔽しようとするが、事件の周囲には不自然な影がある。真相はどこにあるのだろうか?そして、事件は思わぬ方向に動き出す。これは傑作ミステリーである。
東野 圭吾(ヒガシノ ケイゴ)1958年、大阪生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、1985年、「放課後」で第31回江戸川乱歩賞受賞。1999年、「秘密」で第52回日本推理作家協会賞受賞。2006年、「容疑者Xの献身」で第134回直木賞受賞。同書は2005年度の「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」各第一位にも輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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