数ヶ月後、『魔眼の匣の殺人』事件から。神紅大学ミステリ愛好会のメンバー、葉村譲と剣崎比留子は、突然の依頼により地方の遊園地へと連れて行かれた。その遊園地は、“生ける廃墟”として多くの人に人気を博している場所だった。
遊園地内にある洋館「兇人邸」に、班目機関の研究成果が隠されているという情報を得た比留子たちは、夜になって依頼主たちと共に兇人邸に潜入することに。しかし、そこでは“異形の存在”が無慈悲な殺戮を繰り広げており、二人たちはそれに遭遇してしまう。
ついに待望のシリーズ第三弾が刊行される!
1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!2018』、〈週刊文春〉ミステリーベスト10、『本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞[小説部門]を受賞、第15回本屋大賞3位に選ばれるなど、高く評価される。シリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』も各ミステリランキングベスト3に連続ランクイン。2021年、連続テレビドラマ『ネメシス』のミステリ監修を担当。いま最も注目される期待の新鋭。
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