出版社/著者からの内容紹介
天野遠子は、高校3年生で文芸部部長。彼女は自称“文学少女”であり、実は物語を食べる妖怪だ。彼女は水を飲みパンを食べる代わりに、本のページを引きちぎってむしゃむしゃ食べる。肉筆で書かれた物語が特に好物であり、彼女の後輩・井上心葉は、彼女に振り回され、「おやつ」を書かされる毎日を送っていた。しかし、ある日、文芸部に持ち込まれた恋の相談が、思わぬ事件へと繋がってしまう。
野村美月によるシリーズ第1弾、新味のビター&ミステリアスな学園コメディ。内容(「BOOK」データベースより)、天野遠子と平凡な男子高校生・井上心葉。彼らの前に出現するのは、人間の心が分からない、孤独な“お化け”の嘆きと絶望の物語。
「どうかあたしの恋を叶えてください!」という依頼が、何故か文芸部に持ち込まれた。依頼は単なる恋文の代筆のはずだったが…。天野遠子は物語を食べちゃうくらい深く愛しており、井上心葉は平穏と平凡を愛する男子高校生である。野村美月が贈る新味、口溶け軽めでちょっぴりビターな、ミステリアスな学園コメディ、開幕。
野村美月(のむらみづき、女性)は、日本のライトノベル作家。福島県出身。東洋大学文学部国文学科卒。大学在学中にデビューすることを望んでいたが、それが叶わず卒業後に就職するも一年で退社、本格的に新人賞への投稿を開始し、2001年、『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回ファミ通エンタテインメント大賞(現・えんため大賞)小説部門〈最優秀賞〉を受賞した。翌年同作品でデビュー、続いて『フォーマイダーリン!』『天使のベースボール』と3か月連続で作品が刊行された。氷室冴子や新井素子の小説、『赤毛のアン』『若草物語』などの児童文学に強い影響を受け、少女小説的な作風の作品を得意とする。ファミ通文庫の賞にデビュー作を応募したのは、「少年向けのレーベルなら逆にかわいい女の子をいくらでも書ける」と思ったからだそうである。キャラクター描写と、ストーリーの伏線の回収の巧みさ...
相关推荐
© 2023-2025 百科书库. All Rights Reserved.
发表评价