内容紹介
1982年秋に『羊をめぐる冒険』を書き上げ、小説家としての手応えを感じた村上春樹は、以来、走ることと書くことを切り離せないものにした。初めてのフルマラソンに挑んだアテネ、年中行事となったボストン・マラソン、サロマ湖100キロ・マラソン、トライアスロン……。この書籍では、走ることについて語りながら、小説家としてのあり方、創作の秘密、そして「僕という人間について正直に」といった内容を初めて正面から綴った画期的な書下ろし作品となっている。
内容(「BOOK」データベースより)
1982年秋、専業作家としての生活を始めた時、村上春樹は走り始めた。25年にわたって、世界各地でフル・マラソンや、100キロ・マラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズが入っていた。この書籍では、走ることが村上春樹の生き方や書く小説にどのように影響を与えたか、そして走ることの日々の汗がもたらしたものについて、走る小説家として、そして小説を書くランナーとしての視点で書かれたメモワールとなっている。必読の一冊である。
1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。’79年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)など。
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